06 フェーズフリーが暮らしや社会を守る
フェーズフリーは「生活の質」全体を高めます。
私たちが普段使用する日用品は、日常生活を中心に価値を発揮します。しかし、災害などの非常時になると、その価値は大幅に下がります。一方で、防災用品はその価値を非常時のみ発揮しますが、普段の生活では使い道がなく、置き場所に困るなどコストがかかります。これらの日用品、防災用品に対して、フェーズフリーなモノやサービスは、日常生活に役立っているものが、非常時の私たちの生活や命をそのまま支えてくれます。それにより、非常時にも生活の質(クオリティ・オブ・ライフ)が低下せず、私たちの生活の質全体を連続的に高めてくれるのです。
日常時も非常時も価値がある、
それがフェーズフリー
いつもの生活で便利。もしもの時は役に立つ。
そんなモノやサービスが、気候変動による過酷な環境下でも暮らしや社会を守ります。
フェーズフリーなモノやサービスの特長は、日常時でも非常時でも幅広いシーンで活用できる点です。例えばフェーズフリーなプラグインハイブリッド(PHV)車の場合、日常時は一般的なガソリン車と比べ、「低燃費で経済的」や「省エネで環境負荷を低減」などの価値により生活の質を向上します。非常時には、モーターによる発電と蓄電池の性能を活用し、「停電時の電源」として非常時の生活を支えます。このように、日常時と非常時の両方に価値を提供するフェーズフリーな商品やサービスを活用する事で、私たちは気候変動という過酷な環境の変化にも柔軟に適応し、快適に暮らすことができるのです。
私たちの暮らしの中で、
すでにフェーズフリーな商品は活躍し始めています
PHV車とはエンジンとモーターの2つの動力を使って走る事ができる車。ガソリンによる発電ができ、外部からの充電も可能です。